高校生・大学生の矯正For Adolescent

人生で最もな思い出の残る学生生活は、皆さんにとって一度しか過ごすことのできない大切な瞬間です。
この時期は卒業式や入学式、成人式など節目になり、写真や映像となって記録と記憶にも残る為、素敵な笑顔でいたいですね。
わたしたちは皆さんのニーズとライフスタイルに合わせた無理のない治療を行うことで、
加齢に伴う治療の難しさを早期に解消したいと考えています。

こんなお悩み、ご相談下さい

  • 歯並びで悩んでいる
  • 出っ歯と言われる
  • 下あごが大きい

正常な噛み合わせ

矯正治療が必要な症状

  1. 症状 01上顎前突

    上の前歯が下の前歯よりも著しく前にある状態です。

  2. 症状 02反対咬合

    下の前歯が上の前歯よりも著しく前にある状態です。

  3. 症状 03叢生

    歯が萌えるスペースが不足し、歯が凸凹になった状態です。

  4. 症状 04空隙歯列弓

    歯の本数が生まれつき足りなかったり、歯のサイズが小さいため、歯と歯の間に隙間が空いている状態です。

  5. 症状 05交叉咬合

    お口を正面から見て、噛んだ時に上の歯が下の歯の内側に入り込んだ状態です。

  6. 症状 06鋏状咬合

    上の歯が外側に、下の歯が内側に倒れているため、お口を正面から見て、噛んだ時に上下の歯が噛み合っていない状態です。

  7. 症状 07過蓋咬合

    お口を正面から見て、噛んだ時に上の前歯が下の前歯を著しく覆った状態です。

  8. 症状 08開咬

    お口の正面から見て、噛んだときに奥歯でしか噛み合わないため、上の前歯と下の前歯が重ならず、前歯に隙間が空いている状態です。

  9. 症状 09正中の不一致

    お口を正面から見て、上の前歯の真ん中と下の前歯の真ん中が著しく合っていない状態です。

上記以外に、骨格のズレが大きい場合は、手術を伴う矯正治療が必要な場合があります。

高校生・大学生で治療を行うメリット

治療が効果的です

10代-20代前半の新陳代謝が活発な時期は、組織の反応が早いため、治療の進行がスムーズです。
また、子どもに比べてご自身の治療に責任感があり、患者さんの協力度が得られやすいため、治療が早くかつ効果的にすすみます。

口腔内環境を改善できます

審美的な改善に加えて、素敵な笑顔はあなたの口腔内環境を健康にします。まっすぐに整った歯並びは歯磨きを容易で効果的にし、
むし歯や歯周病から守ることができます。さらに、咀嚼・嚥下・発音・呼吸といった機能をより適切に行わせることができます。

自信を後押しします

新しい笑顔は、今後の人生において、幸福度や自尊心をより高くしてくれることでしょう。

矯正治療の流れ

Step 01
相 談
Step 02
検 査
レントゲン
視診では⾒ることができない情報を得ることができるため、⾮常に重要な検査項⽬の⼀つです。横顔と正⾯のお顔やあごの位置やバランス、⻭の⾓度、乳歯や骨の中にある永久歯の状態と位置関係、腫瘍や嚢胞の有無、⻭を⽀える⾻の状態などを把握いたします。また、必要に応じて顎関節についても評価いたします。
レントゲン撮影は安全?
私たちは日々の生活で自然や食事、呼吸から放射線を取り込んでいます。お口全体を取るレントゲンにおける放射線の被曝量は、わずか1年でとりこまれるものの1/3以下です。そのため、歯科で必要とするレントゲンによる放射線被曝量はとても低く、安全なものです。そして、私たちはより低いレベルで放射線の影響を少なくするため、精度の高いデジタルCT装置を導入しております。
お⼝の中の検査
⻭を⽀える⻭⾁や⾻の状態を把握いたします。
お写真
治療前の⻭とあごの関係を記録します。
模型
模型を⽤いていろいろな⾓度から診査を⾏い、通常では⾒えないところでの噛み合わせの問題がないかどうかを判断いたします。
Step 03
検査結果の説明

初診時資料採得のデータに基づき、問題点を明らかにし、歯の萌え代わりやあごの成長度合いを考えて、今すぐに治療が必要なのか、経過を観察するべきなのかという事も含めて、治療のタイミングや、予想される治療期間などについてのご説明をいたします。このとき、ご不明な点がございましたら、どんな些細な事でもご質問下さい。

Step 04
動的治療
金属のブラケット
歯の外側に接着する、高品質ステンレススチールを用いたブラケットです。これは、一番効果的かつ費用を抑えて歯を動かすことができます。そして、現在のものはより小さく、快適になっております。
透明なブラケット
歯の外側に接着する、目立ちづらい、プラスチックでできた透明のブラケットです。金属のものと同じように効果的に歯を動かすことができる、日本人の歯の色に合うような透明色のブラケットです。そして、金属のブラケットよりも変色しやすいため、歯磨きを丁寧に行っていただく必要があります。
裏側のブラケット
歯の内側に接着する金属製ブラケットです。お口の外からは完全に見えないため、ほとんど目立たない装置です。歯の内側は外側と違い、凸凹しており個体差があるため、コンピューターテクノロジーを用いて一人ひとりの患者さんの歯の内側の形にぴったり合うようにつくられております。歯の裏側に装置があるため、最初は会話をするときに多少話しづらいことがありますが、当院では快適性と機能性を考慮して、よりサイズの小さいものを使用しております。
アライナー型矯正装置
取り外しができる透明のマウスピース型の装置です。これを付け替えていくことで徐々に歯を動かしていき、歯並びを整える装置です。これは、外から見ても装着していることに気付かれないくらい目立たない装置で、飲食の際や特別なお時間には外していただくことができます。
Step 05
保定観察

歯を正しい位置に動かし終わった後、適切な噛み合わせを維持・安定させるための大切な最後のステージです。
保定について詳しくはこちら

実際の治療例

非抜歯症例


患者さんの訴え
左の前歯が噛み合っておらず、
歯の真ん中が合っていないことも気になる。
初診時年齢

26歳7ヵ月

診断

下顎の左方偏位による顔面非対称の症例で、下顎の叢生および上顎側切歯の栓状歯を伴う

リスク

初診時において上あごと下あごの前歯の垂直的な重なりが浅かった。このため、矯正装置を外した後、経年的にこの垂直的な噛み合わせが浅くなっていく可能性が考えられた。

また、マルチブラケット装置を装着すると歯磨きが困難になる。これにより、むし歯や歯周病に罹患するリスクが大きくなることが予想された。

治療経過

歯を1本も抜かず、マルチブラケット装置を用いて2年1ヵ月の動的治療を行った。その後、上下に取り外しができる保定装置を用いて保定観察を行った。

治療期間および治療費(税込)

・歯を動かす治療 (動的治療): 2年1ヵ月(¥869,000)
・動かした歯を抑える治療 (保定観察): 3年(¥121,000)

治療上の注意点
  • 前歯の浅い噛み合わせ
  • 上あごと下あごの1本ずつの歯の大きさの不調和
  • 上と下の歯のアーチ形態の不調和
  • 上顎側切歯の形態異常(栓状歯)

上あごと下あごの歯の大きさの比率とアーチ形態のそろえ方を工夫し、治療をすすめたことで、しっかりした奥歯の噛み合わせが確立され、真ん中のズレも改善することができた。また、上あごの前歯に形態異常を認め、この歯を注意深くわずかに磨くことで形態修正をし、前歯の適切な関係を確立し、機能的役割を最大限発揮できるように留意した。

そして、前歯において、矯正治療によりできるだけ噛み合わせを多くするように心掛け、現在噛み合わせは安定している。

また、動的治療中には歯磨きの仕方を定期的に指導することで、口腔内の衛生状態は良好に保つことができた。

Before
After

抜歯症例


患者さんの訴え
歯並びの凸凹が気になる。
初診時年齢

20歳5ヵ月

診断

歯と歯槽基底の大きさの不調和による叢生の症例で、過蓋咬合を伴う

リスク

初診時において上あごの前歯がかなり内側に傾斜していた。矯正治療により上あごの前歯の傾きを改善し、適切な位置に後方移動するにあたり、移動量がかなり多くことが予想され、上あごの前歯が歯根吸収してしまう可能性が考えられた。

そして、過去に顎関節症の既往歴が認められた。

初診時の段階でMRIを撮影し、関節の軟骨の位置が前方に転位していたため、矯正治療中に下あごの位置が変化する可能性が考えられた。

また、マルチブラケット装置を装着すると歯磨きが困難になる。これにより、むし歯や歯周病に罹患するリスクが大きくなることが予想された。

治療経過

上あごの両側第一小臼歯と、下あごの両側第二小臼歯を1本ずつ、計4本の抜歯を行い、マルチブラケット装置と上顎の大臼歯部に1本ずつ、計2本の歯科矯正用アンカースクリューを併用して3年2ヵ月の動的治療を行った。その後、上下に取り外しができる保定装置を用いて保定観察を行った。

治療期間および治療費(税込)

・歯を動かす治療 (動的治療): 3年3ヵ月(¥1,012,000)
・動かした歯を抑える治療 (保定観察):3年 (¥121,000)

治療上の注意点
  • 特に上あごの凸凹の量が大きい
  • 上あごの前歯が内側に過度に傾いている
  • 上の前歯が下の前歯を過度に覆っている
  • 顎関節症の疑い

治療前に、上あごの前歯の移動量がかなり大きくなることが予想されたため、これらの歯の根や支えている骨にできるだけ負担をかけることなくこれらの歯を動かすことに留意した。また、歯科矯正用アンカースクリューを用いる際、歯の移動方向と移動量に明確なゴールを設け、常にそれ通りに動いているかを確認しながら治療をすすめていくことで、全体的な奥歯と前歯の噛み合わせの良好な関係を確立した。

そして、最初の検査時の触診にて顎関節症が疑われたため、治療前に精査を行い、顎関節の状態が安定していることを確認した。そして、噛み合わせを改善していく治療の中で、顎関節症が進行しないよう、十分に配慮した結果、現在は症状がなく、安定した機能を営んでいる。

また、動的治療中には歯磨きの仕方を定期的に指導することで、口腔内の衛生状態は良好に保つことができた。

Before
After

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